【ふらっとスカイメイト】最終回~人生最後のスカイメイト~(往路編)

プロローグ

とある秋の休日。

早朝4時半、何故か目が覚めてしまったので仕方なく早起きをしました。

本日は会社の休日。

昨日まで出張で夜遅くに帰宅したため疲れが残る中、ふとカレンダーを見ると、あることに気がつきました。


「あれ、明日俺誕生日じゃん」


今年茶髪は26歳を迎えます。


「そっかー俺も明日で26歳かー」


とボーッとしながら歯磨きをしていてあることを思い出しました。


「ちょっと待てよ…スカイメイトって26歳未満って条件ではなかったっけ…!」


JALの運賃の中にスカイメイトという運賃があります。

これは当日に空席がある場合に限り、若者向けに格安で航空券を販売してくれる制度です。

このスカイメイトの適用条件が、12〜26歳未満の年齢という条件なのです。


つまり26際の誕生日前日のこの日が、茶髪にとって最後のスカイメイト利用可能日なのです。


時計を見ると午前6時過ぎ。

幸か不幸かはわかりませんが、偶然この日は早起きをしています。


「せっかくだし、乗りに行くか。」


そう決意をして、早朝の常磐線で東京へと向かったのでした。


羽田空港に到着し電光掲示板の前で目的地を決定する




羽田空港に到着したのは午前9時頃。

いくら常磐線が時速120kmで爆走するとしても、茨城県から羽田空港はやはり遠いです。


さて、昨日まで出かけるつもりすらなかったので、当たり前ですが目的地などまったく決めていません。

とりあえず空港の電光掲示板を見て、この日の日本全国の空席状況を把握することにしました。








全体的な傾向として、主要空港行きの福岡行きや伊丹行き、新千歳行きは満席。

地方便は宇部空港行きや広島行き等、中国地方行きには空席があり、北海道方面も旭川や帯広行きにも空席が見られます。


この時茶髪の脳内では会議が繰り広げられます。


茶髪A「宇部山口空港に行って宇部線の旅なんていいんじゃない?」

茶髪B「いやいや、寒くなってきたこの時期だからこそ北海道でしょ。北海道内のHAC路線乗り継いで新千歳あたりから帰ってきたらいいじゃん。」

茶髪C「だめだよ、北海道今日は暴風が吹き荒れてるらしいよ。帰ってこれなくなったら仕事どうするのよ。」

茶髪D「では、真逆の那覇とかどうよ?暖かそうでいいじゃない」


このように脳内会議を電光掲示板を見ながらしていたのですが、実はこの時の真に乗りたかった路線はここにはありません。


茶髪E「よく考えてみるとさ、今一番乗りたいのってA350じゃない?」

茶髪ABCD「同意」


そんなわけで、A350が就航している、羽田〜福岡路線 or 新千歳行きの2択に選択肢が絞られました。


さて、A350にスカイメイトで乗るという方針が決定しましたが、まずはこの日のA350の運航状況を見てみることにしました。

福岡行きは、11時から13時までの連続した3便と、夕方の17時発の便にA350が充てられています。

一方の新千歳行きは、早朝便にA350が1本と、夕方17時30分発の便にA350が充てられています。

また、これらの便の空席状況を見ると、福岡行きのお昼3便はすべて満席。

夕方の17時代の福岡行きと北海道行きは両方共空席があります。


ところで現在時刻は朝の9時半過ぎ。

さすがに17時まで時間を潰すのは、いくらなんでも厳しいです。

できれば、福岡行き3便のいずれかには乗りたいところ…

ここから茶髪と電光掲示板の死闘が始まります。


新千歳行きは夕方しかないため、お昼3連続で該当される福岡行きにターゲットを絞ります。

南側ターミナルの電光掲示板には西側方面の便の空席状況が、天気予報と交互に表示されます。

そこで、この空席表示が☓から△になるのをひたすら待ちます。





待つこと1時間が経過、午前10時半頃、11時発の便はモニターから消えます。

依然として残り2便は☓表示のままです。





それからさらに1時間後の11時30分。

電光掲示板の表示が、左から☓△☓に変わります。

つまり、ファーストクラスとエコノミーは満席ですが、クラスJに空席が出たということです。


その瞬間、急いで目の前にあった自動チェックイン機で航空券購入の手続きを進めます。

しかし、便選択画面にたどり着いたところで問題が発生。

狙っていた便の表示がないのです。

なんでだろうか…と思っていましたが、


どうやらスカイメイトはエコノミーでのみ発券可能なため、一度エコノミーに空席が出ないと発券できないようなのです。


がっくしです…

また先程の待機していた座席に戻り、今度はエコノミーの表示だけに注目して、△表示にならないかにらめっこを再開します。


ついに狙っていた便に空席表示が!




先程のクラスJの△表示から15分ほど。

クラスJの△表示も☓に戻り、もうそろそろ画面から12時出発の便の表示が消える頃、内心諦めかけていましたが、ついにその時が訪れました。


13時05発のエコノミー座席が△表示になったのです!


ここから茶髪は怒涛の速さで自動チェックイン機を連打。

スカイメイトの航空券購入ボタンを押して、狙っていた便13時代の便が表示されることを神へ祈りました。


結果、無事に13時代出発の航空券をスカイメイトで発券することに成功しました!


発券に成功した時は最高の気分でした。

残念なことに茶髪の大好きな窓側は取ることができなかったのですが、真ん中座席ではなく通路側なのでまあよしとします。

なんせA350にはモニターで外の景色を楽しむことができますからね!


航空券を発券してすぐにJGC専用の保安検査場で保安検査を終えます。

この日は非常に一般の保安検査場が混雑していたので、JGCを持っていて助かりました。


久々のサクララウンジから見るA350




保安検査状を抜けたあとは早速サクララウンジへ。

実は茶髪、今年の1月にJALに乗って以来サクララウンジには来ていないのですごく久々の入室です。

JGC会員なんだからJAL使いなさいよというおしかりの声が聞こえてきそうですね…

今年はデルタ航空のゴールド会員を手に入れたので、スカチーに浮気していました。すいません。





久々に見る豪華なエスカレーターに圧倒されながら、ラウンジ内へやってきました。

いつものようにまずはせっかくなのでビールを注ぎに行きます。





ビールサーバーでビールを注いだ後、窓側の飛行機が見える座席でのんびりすることにしました。

この日は天気がよく、青空の下真っ白のJALの機体がとても映えていました。





12時40分頃、サクララウンジをあとにして搭乗口へとやってきました。

もうそろそろ搭乗が開始されるようでしたが、まだ茶髪は乗りません。

何故かと言うと、クラスJの空席待ちをお願いしていたからです。

せっかく初めてA350に乗るので、ファーストクラスは料金的に庶民には厳しいですが、クラスJぐらいだったら課金してもいいだろ!ってことでキャンセル待ちをお願いしていました。

その結果を聞くために、空席待ちカウンターへと向かいます。





空席待ちカウンターの前でしばらく待機していると、福岡行きの手続きが開始されました。

しばらくの間はおそらくダイヤモンドやJGCプレミア会員の人と思われる人が呼ばれており、こりゃだめかな…と諦めかけた頃


なんと茶髪の番号が呼ばれました!


カウンターに行くと、通路側ですがよろしいでしょうか?との質問。

できれば窓側がいいのですけど…と申し訳なさそうに言うと、申し訳ございません、この座席が最後のクラスJの空席になりますとの答えが。

そうなんですか!?そしたらまったく通路側で問題ないです。むしろありがたいぐらいです!とわけの分からない返答をした後、無事クラスJの座席をゲットしました。

いやーそれにしても、満席だったA350該当便をスカイメイトで発券し、おまけにクラスJの空席待ちにも成功するというんだからありがたいものです。


空席待ちの手続きをしていると、JAL319便の搭乗はすでに一般の全乗客まで開始されているところでした。

あまりのんびりしていると置いていかれてしまうので、慌てて搭乗口へと向かいました。

A350の機内へ初潜入




出発時刻の5分前の13時ちょうど。

茶髪の人生で初めてA350シリーズの機内へと入りました。

このA350という機材、茶髪はすごく好きな機材で、初めて乗るのを非常に楽しみにしていました。

香港でCXのA350を見たり、成田でMAのA350を見たりして、いつか乗ってみたいなと思っていたので、今回搭乗することができて嬉しい限りです。





今回の座席はクラスJ最前列の5Hという座席。

ファーストクラスとの境目の座席です。

さすが最前列ということもあり、足元は広々で快適ですが、荷物は収納棚に入れる必要があるので、そこだけは残念です。

目の前には国内線では珍しいモニターが設置されています。

また、モニターの下部にはUSBの充電端子とヘッドホンの出力端子が設置されています





座席横にはモニターを操作するコントローラーが収納されています。

表面には方向キーやOKボタン、CA呼び出しボタンや読書灯のボタンなどが設置されており、裏面には文字入力ようのキーボードが設置されています。

さすがにこの裏面のキーボードは少々小さすぎで打ちにくそうですね…





シート左側にはポケットがあります。

このポケット、お財布やスマホをいれておくのにちょうどよい大きさで、収納棚にリュックをしまってしまったのですごく助かりました。





ところで前部のモニター、A350ならではの機能があります。

それは、機体下部と尾翼に取り付けられているカメラからライブ中継で外の光景を見ることができる機能。

この機能があるため、通路側や真ん中の座席でも、幾分か窮屈感を感じずに過ごすことができます。

また、このカメラは機体の前方を映しているため、窓側座席は横側の光景のみしか見えませんので、普段見れない準備中の光景や滑走路の路面なども見ることができます。

モニターでライブ中継を見ながら離陸




誘導路を走り、5分ほど滑走路の順番待ちをした後、いよいよ福岡へと向けて飛び立ちます。

せっかくなので、モニターでライブ中継をしながら離陸を楽しむことにしました。

A350のカメラは機体の下側と、尾翼の上側の2つに設置されており、手元のリモコンで切り替えることができます。

どちらもなかなか見ることができない光景ですが、離陸の瞬間は尾翼の光景を楽しむことにしました。

真っ白なA350の機体が徐々に高度を上げて上空へと向かう様子をじっくりと堪能しました。





離陸してからしばらくすると、機体は大きく旋回して進路を西向きへと変更します。

その頃カメラのアングルを機体下方に切り替えると、東京郊外の景色が広がっていました。

普段窓から横向きの景色は見ることができますが、真下の光景を見ることはできないので新鮮です。





東京の上空から山梨上空へと差し掛かる頃、カメラには富士山が映し出されていました。

この日の天候は快晴で、カメラ越しでも山々の光景を見ることができました。





名古屋上空に差し掛かる頃、機内サービスが始まりました。

クラスJ最前列座席に座っていることもあり、茶髪はまっさきにジュースをもらうことができました。

いつもはホットコーヒーをもらうことが多いのですが、今回は冷たい飲み物が飲みたかったので、スカイタイムをもらいました。

早起きで疲れている体に酸味が染み渡ります。





この後、大阪上空、岡山上空と飛んでいくのですが、このあたりは雲が多く眼下の景色を楽しむことができませんでした。

一方で尾翼カメラから景色を見ると、このように着たいと雲が織りなす光景を楽しむことができたので、これはこれで満足です。





14時半頃、ちょうど広島上空を通過した頃に、あと15分で着陸態勢に入るとのアナウンスが入りました。

アナウンス後程なくして、徐々に機体は降下を開始。

小刻みな揺れの中、徐々に高度を落としていきます。





夕暮れの玄界灘の上空を飛んでいきます。

今まで窓側以外ではこのような光景を見ることができなかったので、モニターのありがたみを感じます。





玄界灘上空で進路を変え、博多港上空から福岡空港へ向けて最終の着陸段階へと入ります。





博多周辺の住宅地をの先に、福岡空港の滑走路が現れました。

こうして見ると、福岡空港は住宅地の真ん中にあるということがよくわかります。





そして滑走路へと向けて高度を下げて、無事に福岡空港に着陸しました。

このような臨場感溢れる光景を見続けることができるので、モニターのカメラ機能は非常に面白いです。





着陸後、機体は駐機場へと向かいます。

機内ではCAさんの挨拶が流れます。

JALに乗るたびに思いますが、このCAさんの挨拶、よく考えられていますよね。

季節や天候、時間帯によって喋る内容も異なり、良い内容がだなあといつも関心します。

この挨拶はCAさん自らが考えられているのか、それとも定型文があるのか…

もし自分で考えているのだとしたらすごいですね。





駐機場へ到着し、クラスJ最前列ということもありあっという間に降機することができました。

西日に照らされるA350をしばらく眺めた後、到着口へと向かったのでした。

まとめ

今回は久々のふらっとスカイメイト企画の搭乗記を書きました。

久々にスカイメイト関係の記事を書いたにも関わらず、実はこれが茶髪にとっての最後のスカイメイト利用記となります。

対象年齢に上がる前日にスカイメイトを利用したため、これが正真正銘最後のスカイメイト利用です。

当日の様子ですが、急遽朝に思い立って空港へ向かったため、空き状況などまったく考慮していなかったため、発券までにかなり時間を要してしまいました。

でもまあこれもスカイメイト旅行の醍醐味なのかもしれません。

目的地も特に決めず、空港の電光掲示板を見て行き先を決める、完全ノープランの度はワクワクします。

結果的には人生始めてのA350に、しかも当日アップグレードでクラスJに乗ることができたので大変満足な結果となりました。

特にA350の最新設備には感動しました。

国内線にも関わらずモニターがあったり、クラスJの座席は幅や間隔も広く大変快適でした。

あの座席なら近距離国際線に運用してもまったく問題ないと感じました。


さて、今回の記事は往路編でしたが、次回は復路編を書く予定です。

往路同様にスカイメイトを利用して帰るため、福岡空港到着後、すぐに到着口からJGCカウンターへ向かい、帰りの飛行機を手配したところから書きたいと思います。

次回もお楽しみに。


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