【2019年夏サハリン旅⑥】オーロラ航空 ウラジオストク~成田 HZ5480便(アエロフロートロシア航空 SU5480便)搭乗記




2019年の夏に実施したサハリン旅。

今回はその復路、最後に搭乗したウラジオストク~成田HZ5480便の搭乗記です。

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全6回にわたり投稿してきたサハリン旅関係の搭乗記とビジネスクラス訪問記も、今回で最終回です。

このフライトでは、搭乗前にとある国の珍しい機材を見たり、台風の影響で強風吹き荒れる上空を飛び続けたりと、何かと思い出に残るフライトとなりました。

沖止め機材へと向かうバスで驚きのエアラインを発見




出発時刻の15分ほど前になると、搭乗が開始されました。

今回の機材はボーディングブリッジではなくバスでの搭乗です。

空港ターミナルからバス乗り場まで、小雨が降っていたので小走りで向かいます。





バスに乗り窓の外を眺めていると、何やら見慣れない機体が駐機されています。

あんな機材初めて見たなーなんて思いながら尾翼を見ていると、衝撃の事実が判明します。

皆さん、よく尾翼を見てみてください。どこかの国旗が書いてありませんか?





もう少しだけズームした写真を一枚。

なんとこれ、北朝鮮の高麗航空の機材だったのです。

よくよく見てみると、機体前方にハングルで何か書いてあります。

これはあとから調べて知ったのですが、この機体は旧ソビエト時代に作られた Tu-204というものらしいです。

さすが北朝鮮、旧ソビエト機が未だに使われているのですね…

噂によると高麗航空はこの機体以外にもいくつも旧ソ連時代の機材を保有しているそうです。

まるで動く博物館のようで、乗り物マニアとしては非常に惹かれるものがあります。

しかし北朝鮮というお国柄、かんたんに訪れることは難しそうですね…





バスに揺られること5分ほどで今回の機材の元へと到着しました。

雨が降る中、乗客は我先にとタラップへと向かいます。

沖止めの際に雨が降っていると、タラップは滑るは人は押し寄せるはで非常に危ないですよね。





雨に打たれうこと5分ほどしてようやく機内へ入ることができました。

そして座席はもう見慣れた質素なボロシートです。

もうここに関しては特に文句はありません。座れればとりあえず良しです。





自席から横を眺めると、先程の高麗航空のTu-204が見えました。

全乗客の搭乗を待つ間、しばらくこの機材を眺めていたのですが、職員らしき人が機内へと大量の荷物をタラップから運んでいました。

いったいあれはなんの荷物だったのでしょうか…気になります。

さようならロシア 雨のウラジオストク上空へ




全乗客の搭乗が終わり、定刻でドアクローズ。

離陸に向けて、滑走路へと移動を開始します。

その頃機内では安全設備の案内が開始されたのですが、まさかの放送がロシア語と韓国語。

オーロラ航空はソウルにも就航しているのですが、その便の放送と間違えたのでしょうか。

往路便では日本語が流れていたので、おそらく間違えてたものと思われます。


その後、あっという間に滑走路へ到着。

離陸や着陸の順番待ちもなく、加速を開始します。

ところでこの時驚いたことがあります。

それは自動放送が流ている中離陸したこと。

機内に離陸の準備が整いましたので、シートベルトをお締めくださいとアナウンスされてる中で、既に機体は加速中。

そして自動放送が流れたまま大空へと飛び立ちました 笑





ところで今回のパイロット、操縦が激荒です。

離陸時は急発進と共に勢いよく飛び立ち、ウラジオストク郊外の景色を見ながら、ものすごい勢いで旋回しながら雲の中へと突入していきます。

この便のパイロットは空軍出身者なのでしょうか…





この日は台風10号が日本海を横断しており、上空には分厚い雨雲が広がっています。

そのため外の景色は一切見ることができず、ひたすらこの灰色の景色を眺めることになります。

道中は台風の影響でひたすら雲の上




12時25分、機内では入国カードが配られました。

とはいっても日本人には必要がないため、税関の携帯品の申告書をもらいます。

窓の外は真っ白で退屈なので、さっさと記入してしまいます。





12時35分、ようやく分厚い雲の中を脱出して、雲の上を飛んでいきます。

モクモクとした雲の上と青空を見ながらのフライトは、飛行機旅でしか味わえない醍醐味です。





そんな安定したフライトも一瞬で終わります。

再び雲の中へと機体は突入していきます。

そしてここからが地獄。

気流が悪いこと悪いこと。

機内は相当な揺れに襲われます。







そんな揺れの中、機内食の軽食が淡々と配られます。

正直、食事どころではありません。

あまりたくさん食べると気分が悪くなりそうだったため、少しだけかじって飲物だけ美味しくいただきました。

サンドイッチの味はチキンを貰ったのですが、今までのフライトの中で一番美味しかったです。


その後、雲の中へ入ったり、抜けたりしながら日本海を横断していきます。

上空は相当風が強いようで、時折上下に大きく機体が揺れます。

乗り物酔いしやすい茶髪にとっては地獄のフライトです。





13時頃、ようやく気流が安定してきたのか揺れが収まります。

その頃窓の外には一面の雲海。

時折入道雲もあり、いよいよ灼熱の真夏の日本へ戻ってきているのだなと実感します。

ところで、数日間滞在してたユジノサハリンスクは気温が10℃後半〜20℃前半でした。

まるでエアコンが効いているような気温ですごく快適でした。

そこから灼熱の40℃近い気温の日本へ帰るのは少し憂鬱です。





13時13分、もう少しで山形の上空に差し掛かるようですが、窓の外には相変わらず雲が広がっています。

往路は新潟や佐渡島の上を通過しましたが、帰路は山形や福島を通過して成田へと向かうようです。

上下左右へ揺れる機体 試される茶髪

13時25分、もう少しで機内に着陸態勢に入るとのアナウンスが入ります。

そうすると慌ててトイレに行きだす日本人。

ロシア国内線ではそんなことが無かったのですが、国民性でしょうかね。





機内にシートベルト着用サインが点灯し、そして再び機体は雲の中へと突入していきます。

機内は激しい揺れ。

やはり台風の影響は大きいようで、中心から離れていてもかなり風が強いようです。

窓の外が真っ白で何も見えませんが、機内アプリで現在地を確認すると、どうやら宮城県沖の太平洋の海岸線上を飛んでいるようです。





しばらく激しい揺れに見舞われた後、雲の下に出て薄っすらと海面が見え始めました。

このまま太平洋上を南下して、成田空港へと高度を下げていきます。





台風による強風の影響で機体が上下にふわりふわりと浮遊しながら、機体は茨城県上空で陸地へと向かいます。

ところでこのときちゃんと茶髪は写真を撮っていましたが、とんでもない揺れで気持ち悪さMAX。

お願いだから早く着陸してくれ…という願いしか頭の中にはありませんでした…笑





茶色く濁った霞ヶ浦の上空を飛びながら高度を徐々に下げていきます。

写真に写っているのは阿見市付近でしょうか。

このあたりをよくドライブするのですが、その際に成田空港へと着陸する機体を下からよく眺めることができます。

いつもは下から眺めている風景を、今回は上空から眺めておりなんとも不思議な気持ち…

なんてことを考えている余裕は一切なく、気持ち悪さMAXです。





激しい上下左右の揺れと、操縦の荒いパイロットの運転に耐え抜き、無事成田空港へと着陸しました。

それにしても地獄でした…

今まで何十回も飛行機に乗ってきましたが、このフライトが人生の中で一番揺れたフライトでした。

ようやく陸地へたどり着いたこの安堵感は何ものにも代えがたいです。





着陸後、広い成田空港の中を駐機場へと向けて移動していきます。

それにしても成田空港は大きいですね。

着陸した後20分ほどターミナルへ到着しませんでした。





長い長い誘導路移動を終えて、ようやく機体の外へと開放されました。

ようやく揺れることのない陸地です。助かりました…

ターミナル内を歩いていると、気持ち悪さもだいぶ和らぎ、旅が終わった寂しさに襲われます。

一方で無事旅を終えて日本に帰ってこれた安堵感も同時に感じます。

毎回旅を終えるたびに思うこの2つの矛盾する気持ちは、なんとも不思議なものです。

この後は成田空港からJRを乗り継ぎ、1週間ぶりの自宅へと帰宅したのでした。

まとめ

今回は2019年夏に実施したサハリン旅の最後のフライト、ウラジオストク~成田間のHZ5480便の搭乗記を書きました。

ウラジオストク空港では、機材に乗り込む前に北朝鮮のフラグシップエアの高麗航空の機体を見ることができ、日本とは違う、北朝鮮と外交を行っているロシアという国の一旦を垣間見ることができました。

HZ5480瓶は遅れることなく定刻で離陸。

台風の影響で荒れている日本海上空へと飛び立ちました。

道中は台風の影響でほとんどの間雲の中を飛行。

強風で大きく揺れることもあり、あまり快適なフライトではありませんでした。

日本上空では東北方面から成田空港を目指し着陸しました。


さて、今回の記事でサハリン旅関係の記事は最後になります。

そのため、少しだけ今回訪れたサハリンについて書きたいと思います。

サハリンの南半分はかつて第二次世界大戦前までは日本が占領している時代があり、その面影を感じたく今回の旅を実施しました。

本来なら成田から直行便でユジノサハリンスクまでフライトをすればよかったものの、お盆休みの直前に思いつきで航空券を発券したため、安い航空券はウラジオストク経由のもののみでした。

時間はかかる一方で、ロシア国内線の英語の全く通じないロシアらしいフライトを楽しむことができたのでそれはそれで良かったかと思います。

またサハリン自体は、日本人からすると未知の世界な印象ですが、実際に訪れてみると人も優しく、治安も悪くなくとても好きな場所になりました。

良かった面としては、夏場に訪れる時は、とにかく涼しく快適です。

真夏の8月でも気温は20℃ほどしかなく、公園のベンチでのんびしりしているだけでもすごく気持ちの良い時間を過ごすことができます。

悪かった面としては、想像以上に英語が通じません。驚いたのは数字ですら通じないので、買い物の際には困ります。

ただ、言葉が全く通じない茶髪にも、根気よく何かを説明してくれたり助けてくれる人がいるなど、とてもサハリンの人たちは優しい印象を受けました。

少なくとも今まで訪れた地域の中では一番優しい人が多かったと思います。

実際に訪れるまでは、ロシア人はすごく怖い印象があったのですが、そこが一番イメージと異なった点です。

モスクワやペテルブルクなどの大都市ではどうかわかりませんが、少なくともサハリンのような田舎町では人も優しく、のんびりと過ごしているなと思いました。

さて、そんな日本人にとって未知の世界サハリン、最近注目度が急上昇しているウラジオストクと違いまだまだ認知度は少ないですが、成田から直行便で訪れることもできますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。


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