航空連合"スカイチーム"について勉強したので徹底解説します|いつの日かファーストクラス

航空連合"スカイチーム"について勉強したので徹底解説します




皆さんはスカイチームという名前を聞いたことがあるでしょうか。

スカイチームとは、航空連合いわゆるアライアンスの1つで、ワンワールドやスターアライアンスと同じようなものです。


ところで最近、当ブログの管理人である茶髪は、JALのJGC会員(ワンワールドサファイアステータス)を保持しているにも関わらず、何故かこのスカイチームというアライアンスのことばかり調べています。


その理由はいくつかあるのですが…それはまた後日記事にします。

さて、今回はそんな茶髪が興味津々のスカイチームと、その上級会員の制度について勉強したので、詳細を備忘録としてまとめつつ、解説したいと思います。

そもそもスカイチームとは


引用:https://www.skyteam.com/ja/about/image-library/skyteam-logos/


スカイチームのステータス制度の前に、まずはスカイチームというアライアンスについて説明します。


スカイチームは世界各地のエアライン19社が参加している航空連合です。


そのうち12社は日本に就航しているエアラインですが、日本国内のエアラインは残念ながら参加していません。

そのため、JALが参加しているワンワールドや、ANAが参加しているスターアライアンスと比較すると少し国内ではマイナーなアライアンスかもしれません。


マイナーな一方で、実はスカチームのエアラインを使うメリットも存在します。


それは航空券が安いということ。


直行便ではなくトランジットが必要にはなりますが、東南アジアやヨーロッパなど、他2つのアライアンスよりも安いチケットを手に入れることが比較的容易です。

また、日本の地方空港に就航している大韓航空や中国東方航空が加盟していることから、東京や大阪など主要空港の地域以外に住んでいる人には、上海や仁川に行くのと成田に行くのはあまり変わらないので、使いやすいアライアンスかもしれません。

スカイチームのエアラインを地域ごとに紹介


引用:https://www.skyteam.com/ja/about/image-library/skyteam-logos/


ここからはスカイチームに参加しているエアラインを地域ごとに紹介したいと思います。

※以下2019年1月時の情報です。

アジア圏のエアライン

・チャイナエアライン(中華航空)
台湾のエアライン
日本就航あり

・中国東方航空
中国のエアライン
日本就航あり

・ガルーダインドネシア航空
インドネシアのエアライン
日本就航あり

・大韓航空
韓国のエアライン
日本就航あり

・ベトナム航空
ベトナムのエアライン
日本就航あり

・廈門航空(アモイ航空)
中国のエアライン
日本就航あり
※親会社の中国南方航空は2019年よりスカイチーム脱退

北米・中米・南米のエアライン

・デルタ航空
アメリカのエアライン
日本就航あり

・アエロメヒコ航空
メキシコのエアライン
日本就航あり

・アルゼンチン航空
アルゼンチンのエアライン

ヨーロッパのエアライン

・アエロフロートロシア航空
ロシアのエアライン
日本就航あり

・エアヨーロッパ
スペインのエアライン

・エールフランス航空
フランスのエアライン
日本就航あり

・アリタリア航空
イタリアのエアライン
日本就航あり

・チェコ航空
チェコのエアライン

・KLMオランダ航空
オランダのエアライン
日本就航あり

・タロム航空
ルーマニアのエアライン

中東・アフリカのエアライン

・ケニヤ航空
ケニアのエアライン

・ミドルイースト航空(中東航空)
レバノンのエアライン

・サウディア(サウジアラビア航空)
サウジアラビアのエアライン


これら19エアラインがスカイチームに所属しています。


スカイチームの特徴は…

まずアジア圏に広い航空網を持っていることです。

極東アジアでは大韓航空、中国東方航空、チャイナエアライン、東南アジアではガルーダインドネシア航空とベトナム航空が所属しており、アジア圏であればスカイチームだけでかなり広いエリアをカバーしています。

日本のエアラインは所属していませんが、日本発着便のあるエアラインは多いことから、乗り継ぎが問題無い人にとっては利用しやすいアライアンスかもしれません。


またヨーロッパ圏でも広い就航網を持っていることも特徴です。

KLMやエールフランスを中心に、や、ロシアのアエロフロート航空がモスクワから旧ソ連の国に広い就航網を持っていることが特徴です。


一方で南米や中東・アフリカのエアラインは少なく、他の2アライアンスと比較すると航空網が弱いです。

また、オーストラリアやニュージーランドのエアラインが所属していないことから、南半球はスカイチームの苦手な地域になります。

スカイチームの上級会員制度

アライアンスの重要な役割の1つに、マイレージクラブやサービスの共有があります。

スカイチームに所属しているエアラインであれば、他社のエアラインに乗っても自分がよく利用するエアラインにマイルを貯めることができたり、あるエアラインでステータス会員になれば、他社でも同じようなサービスを受けることできます。

ここからは、アライアンスの魅力の1つでもある、スカイチームのステータス制度について説明します。

スカイチームのステータスは2種類

スカイチームのステータスは2種類あります。

1つがエリート、更にもう1クラス上の会員がエリートプラスというものになります。

ワンワールドでいうとエリートがルビー、エリートプラスがサファイア会員に相当します。

スカイチームの場合はワンワールドのダイヤモンド会員に相当するクラスは存在しません。


以下に各々のステータスで受けられるサービスを示します。

スカイチーム エリート・エリートプラス両方で受けられる特典


1.予約時の優先空席待ち
予約時に満席の場合、優先的にキャンセル待ちをすることができます。

2.座席の優先指定
安い航空券だと出発直前まで座席の指定ができないことがありますが、ステータス会員ならば事前に座席指定をできます。また、エアラインによっては非常口座席など足み音が広い座席を優先的に指定できる場合もあります。

3.優先チェックインカウンター
通常エコノミー利用時には使用することができないビジネスクラスチェックインカウンターを使用することができます。エコノミーカウンターで長い時間チェックイン時に待たされることがなくなります。

4.優先搭乗
機内へ搭乗する際、他の乗客よりも先に優先搭乗することができます。荷物が多いときには荷物棚を確保することが容易になります。

5.手荷物制限の追加
預け荷物の個数・重量の制限が緩和されます。


エリート、エリートプラス両会員が受けられるサービスは上記の通りです。

エリートのみでも魅力的な特典を十分堪能できることがわかるかと思います。

エリート・プラスのみが受けられる特典

6.スカイプライオリティ
スカイプライオリティと呼ばれる優先サービス群を受けることができます。こちらに関しては後ほど詳細に説明します。

7.出発24時間前までの長距離便満席時に、正規運賃でのエコノミークラス席の確保
乗りたい便に空席がない場合に、最低でもエコノミークラス席を確保するというサービスです。直前に海外へ行く用事ができた際には役に立ちます。

8.世界各国の空港ラウンジの利用
ステータス会員最大の魅力、それは世界中各地にあるエアラインラウンジを利用できることでしょう。飛行機の搭乗前やトランジット時などにラウンジで無料で食事やお酒を楽しむことができます。

9.優先手荷物取り扱いサービス
預け荷物に優先タグが貼られ、到着後に優先的に出してもらえます。到着後すぐに空港から出ることができます。


エリートプラス会員になると、エリート会員に加えて上記の特典が追加されます。


特にスカイプライオリティラウンジ利用ができる点はかなり魅力的です。


海外の空港だと保安検査場がスムーズに動作しておらず、激混みになっている場面をよく見かけます。

その際にスカイプライオリティでサクッと保安検査を終えて、優雅にラウンジでのんびりできるというのは魅力的ですね。

ここからはこれら2つのサービスについて説明します。

エリートプラス会員が利用できる日本国内空港のラウンジ


引用:https://www.skyteam.com/ja/airports/


先程も書いたように、エリートプラス会員はスカイチームメンバーのエアラインラウンジを利用できます。

ところでスカイチームには日本のエアラインが所属していないことから、日本国内の空港ではあまり役に立たないと思う方もいるでしょう。

そこで、日本国内空港でエリートプラス会員が利用できるエアラインラウンジを調べました。


成田空港
デルタスカイクラブ(デルタ航空)、KALラウンジ(大韓航空)、ダイナスティラウンジ(チャイナエアライン)

羽田空港
TIATラウンジ(共用ラウンジ

関西国際空港
KALラウンジ(大韓航空)、飛鳥ラウンジ(共用ラウンジ)、KIXラウンジ(共用ラウンジ)

中部国際空港
KALラウンジ(大韓航空)、セントレア・グローバル・ラウンジ(中国東方航空、デルタ航空、チャイナエアライン)

福岡空港
KALラウンジ(大韓航空)

沖縄那覇空港
KALラウンジ(大韓航空)、琉輪ラウンジ(チャイナエアライン)

新千歳国際空港
ロイヤルラウンジ(共用ラウンジ)


このように、実は日本国内でも搭乗の際に、ラウンジを利用することができるのです。

特に大韓航空は日本各地に就航していることから、KALラウンジがたくさんあります。

 スカイチームエリートプラス会員ならばこれらラウンジをすべて利用することができますので、日本国内在住の人にもかなり魅力的です。


また、国内空港に限らず海外の主要空港のエアラインラウンジも、もちろん利用可能です。

各エアライン本拠地の空港にあるラウンジはかなり力の入った豪華なものなので、トランジット時にそのようなラウンジを使えることができるのもメリットです。


詳しくは以下スカイチーム公式ページの空港ラウンジページを御覧ください。
https://www.skyteam.com/ja/lounges/

優先サービス スカイプライオリティ


引用:https://www.skyteam.com/ja/airports/


エリートプラス会員のサービスの1つにスカイプライオリティというものがあります。

これはビジネスクラスやファーストクラス利用者向けの優先サービスなのですが、エリートプラス会員の場合はエコノミー利用時でも特典を受けることが可能です。


1.優先チェックイン
チェックイン時、専用のチェックインカウンターでチェックインすることができます。海外の空港ではチェックインカウンターに長蛇の列が形成されることも珍しくありません。その際に優先チェックインが行えるため、時間を有効に活用することができるのはもちろんのこと、精神的にもイライラせずにすみます。

2.優先受託手荷物カウンター
手荷物を預ける際、スカイプライオリティ専用の受託手荷物カウンターを使用することができます。手荷物を預ける際はX線検査を行うため、エコノミー受託手荷物カウンターは非常に込み合います。上記のチェックイン同様、待ち時間が少なくなり時間を有効活用できます。

3.優先保安検査レーン
パスポート審査や保安検査を専用レーンで優先的に行うことができます。パスポート審査や保安検査は空港によっては混雑しており時間がかかりますが、専用レーンを使用できるため時間を大幅に短縮することができます。

4.優先搭乗
機内に搭乗時する際にも専用の優先レーンを使用できます。エコノミーの大量の乗客が並ぶ列には並ばずに、列を横目に専用レーンから搭乗することができます。また、エコノミーよりも先に優先搭乗することも可能です。

5.優先乗継デスク
乗り継ぎの際は、スカイチームのチケットオフィスや乗り継ぎデスクが利用できます。

6.受託手荷物の優先的な取り扱い
目的地の空港到着後の受託手荷物の引き渡し時に、優先的にバゲージクレーム荷物を出してもらえます。そのため、現地に到着してから時間を無駄にすることなく、一足先に空港を出ることが可能です。

7.優先パスポート審査
スカイプライオリティ専用のパスポート検査レーンで入国手続きや出国手続きをすることが可能です。パスポート検査を優先レーンで行うことができるので、パスポート検査の長蛇の列に並ぶ必要がありません。

8.優先チケットオフィス
チケットオフィスでも、専用の優先レーンを使用することができます。チケットの購入や手続きをする際にも、待ち時間が短縮されます。


スカイチームのエリートプラス会員であれば、このような魅力的なスカイプライオリティのサービスを受けることができます。

これらサービスを受けることができるのが、エリートプラス会員の最大のメリットだと思います。

詳しくは以下スカイチーム公式ページのスカイプライオリティページを御覧ください。

エリート・エリートプラス会員になるためには


引用:https://ja.delta.com/content/www/en_US/skymiles.html


ここまでスカチームのステータス制度について説明してきましたが、実際にステータス会員になるためにはどうしたら良いかをここからは書いていきます。

一言で行ってしまえば、スカイチームメンバーのエアラインのどこかでステータス会員になれば、自動的にエリートやエリートプラスになれます。

今回は日本国内でもわりと馴染みのあるデルタ航空を例に説明したいと思います。


デルタ航空のステータス会員

シルバーメダリオン(エリート)
条件:25000MQM or 搭乗回数30

ゴールドメダリオン(エリートプラス)
条件:50000MQM or 60MQS

プラチナメダリオン(エリートプラス)
条件:75000MQM or 100MQS

ダイヤモンドメダリオン(エリートプラス)
条件:125000MQM or 140MQS


MQMというのはフライトごとに貯まるポイントです。JALのFOPやANAのPPと同じようなものです。また、MQSというのは搭乗回数です。


つまり、デルタ航空の場合は25000MQM or 搭乗回数が30回でエリート会員、50000MQM or 搭乗回数60回でエリートプラスの資格を得られます。


それなりに飛行機に乗らないとステータス会員にはなれないということですね。

まあ、様々な特典を受けられるのですから当たり前といえば当たり前です。


ただ、上のほうでも少し触れましたが、スカイチーム便の航空券は他2アライアンスよりも安いことが多いです。

また、デルタ航空のステータスになる際はデルタ便以外で条件を達成してもOKです。

つまり、航空券が安い中国東方航空やチャイナエアラインのビジネスクラスを上手に利用すれば、他2アライアンスよりも容易にステータス会員になることが可能です。

簡単にデルタのゴールド会員になれる方法があるけど私はオススメしません

ところで日本国内では、デルタ航空がデルタアメックスカードというクレジットカードを発行しています。

このカードは、ゴールドカードならばゴールドメダリオンのステータスを付与、普通カードならシルバーステータスを付与という特典があります。

一見すごくオトクなように見えますが…


年会費が3万円以上、しかも特典の付与条件がゴールドメダリオンの場合は年間利用額150万円以上という条件のため私はオススメしません。


もちろんデルタ航空やスカイチームメンバーのエアラインを多用する人にはメリットがあるかもしれませんが、たまの旅行で使うだけに、わざわざ150万円を決済するというのはちょっと勿体無いかなと思います。


ちなみにエリートプラスと同等のステータスであるワンワールドのサファイア資格は、JALのJGC会員になれば半永久的に保持することが可能です。

しかもJGC修行にかかる費用はだいたい平均50万円程度ですので、毎年150万円決済するよりはJGCになったほうが良いのではと思います。


※ちなみに茶髪は実質6万円でJGCになることができました。
頭を使えば50万円以下に費用を抑えることは可能です。

過去関連記事
【JGC修行まとめ】 総費用は実質6万円!~理系の大学院生だからできたJGC修行~



また、150万円決済をするとそれだけデルタスカイマイルというデルタ航空のマイルが貯まりますが、このマイルはJALやANAと比較すると特典航空券にする際の必要マイル数が高額なので、これもこのカードをオススメしない理由の1つです。


それでもこのカードに興味のある方はいらっしゃると思いますので、ググってみてください。

カードの紹介や勧誘記事がわんさか出てくると思いますよ。

まとめ

今回は航空連合スカイチームについて、解説記事を書きました。

スカイチームは日本国内のエアラインは参加していないアライアンスですが、日本に就航しているエアラインはいくつもあるので、トランジットが問題ない人には航空券が安いのでおすすめのアライアンスです。

また、スカイチームのステータスはエリートとエリートプラスの2種類あり、特にエリートプラスはワンワールドで言うところのサファイア会員と同じような優遇サービスを受けることができます。

他の2アライアンスと違い安いエコノミーチケットが発売されることも多く、そのようなチケットでもエリートプラスならばスカイプライオリティを使うことができるので、格安なチケットを使いつつ、しかも快適な旅をすることも可能です。

大韓航空や中国東方航空、チャイナエアラインなどをよく利用する人は、スカイチームのステータス修行をしてみてはいかがでしょうか。


0 件のコメント :

コメントを投稿