この街は木組みの可愛らしい家々が立ち並び、まるでおとぎの国のような雰囲気を味わえました。
【2018春ドイツ卒業旅行】その11~魔女が集うおとぎの国ヴェルニゲローデを散策(昼編)~
さて、今回は昼間の散策後宿で夕食を食べた後、カメラを片手に夜のヴェルニゲローデ散策に向かいます。
真冬の夜にやってきた蒸気機関車はまるで異世界行きの列車
夕食を食べた後、夜のヴェルニゲローデ駅へやってきました。
目的は夜汽車の雰囲気を堪能するためです。
誰もいないホームは、真冬の寒いピンと張り詰めた空気が漂っています。
5分ほど待つと、列車がホームへ入線してきました。
駅の街頭や機関車のライトに煙が照らされて、それはもう幻想的な雰囲気です。
こんなに長い客車を引いていますが、乗客はわずか3人しか乗っていませんでした。
この時の気温は-12℃。
じっとしていると体の芯から冷えてきます。
そんな寒い中モクモクと出る煙や水蒸気は、近代の電車からは感じられない暖かみが感じられます。
ところで余談ですが、蒸気機関車の写真を撮るなら真冬が理想です。
その理由は気温が氷点下になると機関車から出る煙の量が多くなるため。
迫力ある写真を撮るには、撮影する側としては辛いですが極限の寒さが最高です。
乗客が降りてしばらくすると、列車は車庫に戻るためにホームを出発しました。
真っ暗な田舎の駅から白煙を大量に出して走り出す姿を見て、こんな田舎街までわざわざ来て本当によかったと心から思いました。
さて、列車が出発して再び誰もいなくなったホーム。
木造のベンチと街灯がいい味を出しています。
さて、ここにいつまでいても仕方がないのと、じっとしていると寒すぎて凍死しそうだったので歩いて街中に向かうことにしました。
異世界へワープ、夜のヴェルニゲローデ散策
昼間の散策とまったく同じルートを歩いて、再びマルクト広場へ向かいます。
こちら一つ前の旅行記で貼った写真と全く同じ場所の写真です。
昼間はカラフルな色合いが目立った木組みの家々も、夜になると街頭のオレンジ色の光に照らされて雰囲気が一変します。
こちらも同じく前の記事で貼った写真と同じ場所の写真。
家々の間に付いている街頭が幻想的な雰囲気を醸し出します。
歩いているのが裏路地なこともあって、突然魔女と出くわして異世界へ連行されてしまいそうな気分になります 笑
街の中心部に近づいてきました。
ここまで来ると、真冬の夜とはいえ人がまだ歩いています。
この時の時間は夜の9時前。
さすがにこの時間になるとお店の明かりは点いていても、営業しているところはあまりありません。
昼間は観光客がたくさんいたこのエリアも、夜になると人もまばらです。
中世のヨーロッパの町並みを貸し切り状態で観光できるなんて、最高な気分です。
テクテクと写真を撮りながら歩くこと20分ほどでマルクト広場に到着しました。
広場も昼間とは違い人も少なく、建物も街頭のオレンジ色で照らされて幻想的です。
ところでこのマルクト広場が街の中心地で、このエリアからたくさんの道がクモの巣状に街中に伸びています。
そこで、裏路地の写真を少し撮影してから宿に戻ることにしました。
このように少し歩くと裏路地に繋がっています。
写真のように街頭があることにはあるのですが、少し入り組んだ場所に入ると真っ暗です。
奥まで歩いてみたい気分でしたが、ビビって行くことができませんでした 笑
路地裏で怪しい魔女に襲われたら大変ですからね…
先程の暗い道から明るい道に戻ってきました。
真っ暗な所から戻ってくると、街頭のぬくもりを感じます。
ところで写真を楽しく撮っていたのはいいですが、寒さで限界です。
先程も書いたようにこの時の気温は-10℃以下。
いくら手袋をしているとはいえ、金属の塊である一眼レフを持っていると手の感覚が無くなってきます。
それと足の疲れもピークに達しています。
この日は1日中歩き回っていたのと、前日のベルリン観光の疲労が貯まっており身体が悲鳴をあげています。
本当は昼間に訪れた教会や、傾いた家、小さな家などにも訪れたかったのですが、明日以降のことも考えておとなしく宿に帰ることにしました。
そんなわけで今回の記事はここまで。
昼間とは違う夜のヴェルニゲローデの雰囲気を少しでも感じてもらえると嬉しいです。
昼間とは違う夜のヴェルニゲローデの雰囲気を少しでも感じてもらえると嬉しいです。
まとめと次回予告
今回は夕食を食べた後に行った、夜のヴェルニゲローデ散策の模様について書きました。
カメラを片手にまず訪れたのはハルツ狭軌鉄道のヴェルニゲローデ駅。
誰もいない夜のホームから白煙を上げながら出発する夜汽車はそれはもう幻想的な光景でした。
その後、ヴェルニゲローデ駅からは歩いて昼間と同じルートでマルクト広場へ。
昼間はカラフルな木組みの家々も、夜になると街頭のオレンジ色一色に様変わり。
あまりの寒さのせいか歩いている人もまばらで、ほぼ貸切状態で中世ヨーロッパの町並みを堪能することができました。
さて、次回は翌日のハルツ狭軌鉄道乗車記を書きます。
ヴェルニゲローデ駅から汽車に乗って目指すのは、魔女の本拠地ブロッケン山。
ここまで連日青空の下で旅をしていたのですが、魔女の魔法のせいか突如天気は吹雪に…
強風吹き荒れるブロッケン山での茶髪の死闘の模様を書きたいと思います。
お楽しみに。
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