【2018春ドイツ卒業旅行】その7~ベルリン観光(前編)美しき構造物と戦争の面影~

前回の記事では、ケルンからICEに乗ってベルリンに向かい、ベルリンに泊まった最初の夜の出来事について書きました。

【2018春ドイツ卒業旅行】その6~ICE859号でドイツを一気に横断&ベルリンのスーパーで苦難の末に不味い水を買ってしまった話~

今回はその翌日にベルリン市内を観光したので、その際に撮影した写真と共に書きたいと思います。

ベルリン観光は朝から晩まで1日中歩きまわったため、かなりの量の写真があります。

そのため、全部で3回に分けて書いていきたいと思います。

まずはベルリン市内交通の乗り放題パスを買う




ホテルで朝食を食べて、午前8時頃にシャルロッテンブルク駅にやってきました。

この日のベルリンは雲ひとつない快晴で気持ちが良かったです。


さて、前日はケルンからベルリンと、かなり長距離移動をしましたが、この日はひたすらベルリンの市内を公共交通機関を使って観光地を回りまくります。

そのため、ジャーマンレイルパスを使うともったいないので、この日はベルリンの市内交通乗り放題チケットを買うことにしました。


乗り放題のチケットは、博物館等の施設が割引になる観光用のチケットと、ただ単に公共交通機関が乗り放題になる1日パスがあります。

今回茶髪は、後者の1日パスを買うことにしました。

1日フリーパスは、DBやUバーンの自動券売機で買うことができます。


(※動画のため通信量に注意してください)


切符を買う際の様子をアクションカムで撮影していたので、その動画を載せます。

角度が見にくいのはご了承ください。


手順としては、まず言語を英語に変えます。ドイツ語で操作するのは不可能ですからね 笑

続いてVBBと書いてある1日フリーパスのボタンを押します。

その後乗り放題になるエリアを選択します。

Aゾーンはベルリン市内、Bゾーンはテーゲ空港を含むさらに広いエリア、Cゾーンはそれよりも更に広いエリアです。

もちろんゾーンが広くなればなるほど値段も上がります。

普通のベルリン観光の場合はAゾーンで問題ないです。

観光に加えてテーゲ空港を利用する場合は、Bゾーンを購入しましょう。


ところで、茶髪は動画を見てもわかるようにCゾーンを選択しました。

なぜかというと、実はこの日の予定は完全ノープランで、もしかしたら郊外のトラムに乗りに行きたくなるかも…と一応保険をかけてCエリアにしました。

まあ結果からいうとAエリアでまったく問題なかったのですけどね 笑





無事1日フリーパスを手に入れました。

値段はABCすべてのゾーンで使用できるもので、7.7ユーロです。


ところでドイツの鉄道には改札がありません。

駅舎に入り歩いていくと、そのままホームにつながっています。

ではどのようにして切符を有効化するかというと、バリデーションという作業が必要になります。





駅のホームに行くと、このような打刻機という機械が設置されています。

この機械にさきほど買った切符を入れると、ガチャンという音と共に日付と時間が打刻されます。

この作業を行うことで切符が有効化されます。

購入するだけでは有効化できていないので注意しましょう。





切符を有効化したので早速Uバーンに乗り込み、10分程でベルリン動物園駅にやってきました。

この駅は名前の通り、ベルリン動物園の近くにある駅です。





動物園の周りはオフィス街が広がっているようで、駅周辺は通勤客で混雑していました。





まずこの日最初に訪れたのは、カイザー・ヴィルヘルム教会です。

この方向から見るとあまりわかりませんが、近くに寄ってみると…





ものすごくボロボロで、傷だらけの教会です。

この教会、第二次世界大戦中の砲火で無残にもこのような姿になってしまったそうです。

1943年11月23日の連合軍の爆撃によって、一夜にして廃墟と化してしまったらしいです。





このように壁には銃弾の跡がいたるところに残っています。

戦争当時の生々しさが感じられます。

あえて当時の廃墟を残しておくことで、戦争以降に生まれた世代にも戦争の恐ろしさを伝える記念碑として保存されています。

日本の原爆ドームも同じような意味で保存されていると思いますが、人類の過ちの歴史としてこのような建物を保存することはとても大切に思います。





写真の右側に経っているモザイク調の建物が建っています。

これは新しい教会で、教会内部は青い光で照らされて綺麗らしいです。

なぜ"らしい"かというと、茶髪が訪れたのは早朝だったため、まだ内部に入ることができませんでした。

時間がある方は、旧教会を見た後に新教会を訪れることをおすすめします。





再びベルリン動物園駅へ戻ってきました。

次はベルリン中央駅を目指します。





ベルリン動物園駅から5分ほどでベルリン中央駅に到着します。

UバーンやSバーンの近郊列車用のホームは、ガラスのドーム状屋根があり、そこから朝日が差込綺麗な光景でした。


さて、ここからUバーンの55ラインに乗り換えます。

ところで、前回の記事で書いたようにベルリン中央駅構内はかなり複雑な構造をしています。

つまり、乗り換えが大変なんです。


そしてこれから乗ろうとしているUバーン55ライン、最近できた路線のようですこし離れたところにホームがあります。





階段を降りて、U55の案内板に従いながらホームへやってくると、地下に長いホームが現れました。





ホームはすごく長いのですが、列車は2両編成とすごく短いです。

しかも一番奥に停まっており、長いホームを端から端まで歩かなくてはいけません。


面倒くせーな…と思いながら歩いてくと、途中で何かブザー音がなりました。

なんだ?と思っていると、ガシャンと列車の扉が閉まる音。

その後、勢いよく加速して列車は出発していきました 笑


この野郎、さんざん歩かせた上に置いていきやがって…

タイミングが悪かったですね。

次の列車は15分後のようで、地味にタイムロスです。





待ち時間、このベンチに座って次の列車を待っていました。

ところでHauptbahnhofというドイツ語、どうやら中央駅って意味のようです。

よくDBの駅で、○○HBFという駅を見かけたのですが、これはその街の中心駅って意味だったのですね。

そんなことを、寒いベルリンの地下鉄ホームで気が付き一人テンションが上がる茶髪なのでした 笑







ところで列車の入ってくるホームの壁にはいろいろな昔の駅舎の写真が描かれています。

上の写真は1900年のフリードリッヒ通り駅の写真のようです。

日本がまだ明治時代に、こんだけ立派な駅舎があるんだから、ヨーロッパはすごいですね。





しばらくすると列車がホームに入ってきました。

ところでどうやら先程と同じ車両のようです。

なんでだろう?と思っていたら、路線図を見て納得しました。


なんとこの路線、全てで3駅しかないのです。


始発の中央駅の後、ドイツ連邦議会駅、ブランデンブルク門駅の3つにしか停まりません。

しかも頑張れば歩いていける距離なので、あっというまに列車が折り返してくるのです。


そもそもこのU55ライン、まだ建設途中の路線のようで、2020年に全線開業を目指しているようです。

事前に一部区間のみ開業させているので、列車の本数は少なめで、地下鉄の車両も短いのかもしれませんね。





アジア人が一人もいない短い2両編成の車内に詰め込まれながらブランデンブルク門駅を目指します。





そしてブランデンブルク門駅に到着。

さすが新しい路線の駅なだけあって、ホームも綺麗です。





駅から地上に上がり、ブランデンブルク門に向かいます。

このあたりはオフィス街というよりは、団体客を乗せた観光バスや、カメラを首からかけながら歩いている人などがいて観光地の雰囲気でした。





やってきました、ブランデンブルク門!

ベルリンといったらコレ!というぐらい有名なベルリンのシンボル的構造物です。


ではここで少しブランデンブルク門の解説を。

そもそもこの門は、ベルリンが城塞都市だった頃に、税関の役割のために計画されました。

門は1791年に完成。しかしその直後にこのあたりはナポレオンに占領され、本来の役割とは異なる、ナポレオンのパレードの舞台となりました。

よく見る有名な絵のやつですね。


さらに月日は流れ、第二次世界大戦が勃発。

ナチスの最盛期を象徴するようなヒトラーのパレードが行われましたが、その後ベルリンは戦場に。

門も数多くの砲火を受けて、廃墟と化しました。


そして戦争終結後、門のすぐ西側に東ベルリンと西ベルリンの境界となる、"ベルリンの壁"が建設されて、門を通行することができなくなりました。

ボロボロだった門は東ドイツが修復しましたが、周りの建物はすべて取り壊し、何もない無人地帯となったそうです


その後、1989年にベルリンの壁が崩壊。

ようやく門を通れるようになり、現在では東西統一のシンボルとして、ベルリンを象徴する有名な構造物となりました。


wikipediaより引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E9%96%80#%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E5%A4%A7%E6%88%A6%E5%BE%8C


このように、ブランデンブルク門はベルリンの歴史をすべて見てきたといっても過言ではありません。

歴史的背景を知った上で門を見ると、子供連れの家族やカップルが楽しそうに写真を撮っている現在の姿からは平和の尊さを感じます。





門の上には四頭の馬車と女神ヴィクトリアの像が設置されています。

この像も時代によって乗っているものが異なったようで、ナポレオンの時代にはヴィクトリア像が戦利品として持ち帰られたり、再度ヴィクトリア像が設置された際には手に鉄十字勲章が付けられたりと、その時代の象徴が表されていたようです。





門を潜って西側へやってきました。

おそらくこのあたりにベルリンの壁があったのでしょう。

現在では、特に何も違和感のない広場ですが、数十年前は誰ひとりとして通り抜けることができなかったと思うと不思議なものです。


さて、このブランデンブルク門周辺には観光地がいくつかあります。

まずは近くにあるホロコースト慰霊碑に向かうことにしました。





ブランデンブルク門から南に歩くこと5分ほどでホロコースト慰霊碑に到着します。

この場所の正式名は"Denkmal für die ermordeten Juden Europas"というようで、日本語に訳すと"虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑"となるそうです。

戦争で亡くなったユダヤ人への慰霊碑のようです。





写真のようにあたり一面にコンクリートで作られた石碑が並べられています。





石碑は小さいものだけではなく、人間の背丈よりも大きい物もたくさんあります。

小さな人から大きい人までありとあらゆる人という意味なのでしょうか。

なんともいえない不思議な空間でした。

しばらく石碑に囲まれた通路を歩いた後、今度は北へ歩いて、ドイツ連邦議会議事堂へ向かいます。





公園を抜けて10分ほど歩くと目の前にドイツ連邦議会議事堂が現れます。

この建物は名前の通りドイツ連邦議会の議場として使われています。





建物の正面へやってきました。もろ逆光です 笑

この議事堂は1894年に完成し、1933年に一度火事になった後1999年に修復されたようです。

今回茶髪は中に入りませんでしたが、事前に予約することで中央の展望台の見学を行うこともできるようです。





ちなみに議事堂の反対側は広々とした公園になっています。

暖かい時期にはピクニックに良さそうです。


議事堂の写真を撮って少し休憩した後、次はバスに乗ってベルリンタワー周辺に移動します。

まずはGoogleマップに従ってバス停を目指します。





議事堂の横を眺めながら歩いていくと…





シュプレー川の河畔に出ます。

川の先にはベルリンタワーが見えていますね。

今からあのタワーの根本を目指します。





ところでこのシュプレー川、ベルリンの市内を横切っており遊覧船などもあるようです。

地上からではなく、水上からゆっくりとベルリン市内を眺めるのも楽しいかもしれません。





シュプレー川の川沿いを10分ほど歩きバス停を発見。

Googleマップに出ている行き先のバスに乗り込み、ベルリン大聖堂近くのバス停まで、15分ほどのバス旅です。


さて、この後もベルリン観光は続きますが、今回の記事はここまでにしたいと思います。

次回はバス停を降りた眼の前にあった教会に寄り道した話から書きたいと思います。

まとめと次回予告

今回はベルリン市内交通の1日パスを買って行った、ベルリン市内観光の前編について書きました。

早朝、まずこの日必要になるベルリン市内交通の1日フリーパスを買うことに。

駅の券売機で無事購入することができました。

切符を買って最初に訪れたのはカイザー・ヴィルヘルム教会。

教会の建物に残る生々しい銃撃戦の跡を見て、ベルリンがかつて戦場だったことを思い知らされました。

その後、Uバーンを乗り継いでブランデンブルク門へ。

ベルリンといえばコレというぐらい有名な観光地ですが、様々な歴史の舞台となってきた門を見ることができて感動しました。

ブランデンブルク門の後は、近くにあるホロコースト慰霊碑とドイツ連邦議会を訪れました。


さて、次回はベルリン観光(中編)を書きたいと思います。

ブランデンブルク門周辺からバスで更にベルリンの中心地へと向かいます。

ベルリン大聖堂やDDR博物館などベルリンタワー周辺を訪れた際の出来事を書きたいと思います。

お楽しみに。


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